夏が終わる。夕暮れ時。長く伸びる給水塔の影。黴臭い市民プールの帰り道。誰もいない砂浜。バッグから零れ落ちたビーチの砂。そんな夏のぬけがらたちが、まるで亡霊のように僕たちに呪いをかける。終わらない夏休み。8月32日へ。そして気付いたら僕らは海に…
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