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いまここでどこでもない

I can't give you all that you need ,but I'll give you all I can feel.

音楽雑誌スヌーザーが僕らに残してくれたもの (Random Access Memories)

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かつてスヌーザーという音楽雑誌がこの国にはありました。元ロッキングオンの副編集長、現在はthe sign magazineのクリエイティブ・ディレクターを務める田中宗一郎という人が責任編集する形で1997年にスタートし、2011年に終刊となるまで足掛け14年間全国の…

スヌーザーが選んだ2010年度ベスト・アルバム10

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2000年代の音楽シーンを席巻したディスコ・パンク、DFAは間違いなくその爆心地だった。2010年、DFAのオーナー、ジェームス・マーフィーのバンドLCDサウンドシステムが活動休止を発表した。彼らはディスコ・パンクと「北米インディ」という二つのムーブメント…

スヌーザーが選んだ2009年度ベスト・アルバム10

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2009年という1年は現在にまで続く「北米インディ」というムーブメントの、その最初の臨界点として記憶/記録されるはずだ。新たなるサイケデリアを追求してきた彼らが一旦その歩みを止め、集大成的なサウンドにビーチボーイズやビートルズのような極上のポッ…

スヌーザーが選んだ2008年度ベスト・アルバム10

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ディスコ・パンク/ニュー・レイブ、そして「北米インディー」というムーブメントが席巻した2008年。まずはアメリカに注目してみよう。ボン・イヴェールが大ブレイクするための下地を用意したネオ・カントリー/チェンバー・ロックの雄フリート・フォクシーズ…

スヌーザーが選んだ2007年度ベスト・アルバム10

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2000年代というディケイドの最大のターニングポイントを選ぶとしたら、どうしても2007年になるんじゃないだろうか。ざっとこの年の出来事を箇条書きにしてみよう。①レディオヘッド『In Rainbows』のリリース。 ②「北米インディ」ブームの本格化。 ③ブリアル…

スヌーザーが選んだ2006年度ベスト・アルバム10

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もしロックンロール・ルネッサンスという「バンド復興」が最高潮に盛り上がったシーンに、ザ・ストリーツ譲りの優れたリリシスト兼ストーリーテリングの才能とDFA周辺のダンス・パンクを経由した跳ねまくるビートを併せ持つような、そんなバンドが登場したら…

スヌーザーが選んだ2005年度ベスト・アルバム10

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YouTubeに初めての動画が投稿された2005年。極めて個人的な話をすると、底抜けに楽天的なジュニア・シニアと底抜けに優しいレイ・ハラカミばかりを聴いていた2005年。アメリカではスフィアン・スティーブンス『Illinois』がメディアのクリティック・ポールを…

スヌーザーが選んだ2004年度ベスト・アルバム10

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2004年。ナンバーガールの解散から2年。ミッシェル・ガン・エレファントの解散から1年。数少ない「98年世代」の生き残りであるくるりがリリースした『アンテナ』は現れては消えていったシーンや、同世代のバンド達に別れと感謝を告げる感動的/感傷的な一枚と…

スヌーザーが選んだ2003年度ベスト・アルバム10

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ベックが『Sea Change』で追求した「生々しさ」は、僅か数ヶ月後にホワイト・ストライプスによって更新されてしまう。「Seven Nation Army」という衝撃。あの印象的なフレーズはベースでなくオクターブを下げたアコースティック・ギターで鳴らされているそう…

スヌーザーが選んだ2002年度ベスト・アルバム10

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ストロークスに端を発したロックンロール・ルネッサンス。ランクインしてるヴァインズやコーラルだけでなく、リバティーンズ、マンドゥ・ディアオ、ザ・ミュージックなど錚々たる面子のデビューが重なった華々しい2002年。少し毛色は異なるが、フランツ・フ…

スヌーザーが選んだ2001年度ベスト・アルバム10

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電子音の世界で大きな動きがあった2001年。IDMというアート・フォームを突き詰めたオウテカ『Confield』、そしてノイズミュージックに感情と余韻を持ち込んだフェネス『Endless Summer』がリリースされた。しかしそれ以上に巨大な地殻変動がニューヨークで発…

スヌーザーが選んだ2000年度ベスト・アルバム10

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当時の「ロックの覇者」であるレディオヘッドがオウテカやエイフェックス・ツインなどに接近した「アンチ・ロック」の傑作『Kid A』をリリースしたことを、2000年の音楽シーン最大のトピックとして挙げることに異論がある人はいないだろう。絶対零度の電子音…

スヌーザーが選んだ1999年度ベスト・アルバム10

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世界が終わるはずだった1999年。90年代最後の年に最も「90年代的」なバンドだったフィッシュマンズのフロントマンである佐藤伸治が急逝する。長い長い夏休みの終わり。国内外問わずに終わりゆく余暇を惜しむようなフィーリングをもった作品がリリースされて…

スヌーザーが選んだ1998年度ベスト・アルバム10

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ナンバーガール、スーパーカー、くるり、といった洋楽を完全に血肉化した(参照先はそれぞれ、ピクシーズ、ジザメリ、ダイナソー.Jr)所謂「98年の世代」がデビューした1998年。急速に洋楽と方角の垣根が取り払われていった時代、ポストロックなバッファロー・…

スヌーザーが選んだ1997年度ベスト・アルバム10

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小室サウンドが今だにその勢力を保ち続けた1997年の日本。すっかり文化的鎖国状態であった音楽シーンに風穴を開けるようにドラゴンアッシュと中村一義という2組のミュージシャンがデビューした。かたやミクスチャーロック、かたや宅録ローファイサウンド。唯…