いまここでどこでもない

I can't give you all that you need ,but I'll give you all I can feel.

スヌーザーが選んだ2005年度ベスト・アルバム10

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YouTubeに初めての動画が投稿された2005年。極めて個人的な話をすると、底抜けに楽天的なジュニア・シニアと底抜けに優しいレイ・ハラカミばかりを聴いていた2005年。アメリカではスフィアン・スティーブンス『Illinois』がメディアのクリティック・ポールを独占し、アニマル・コレクティブが前年に引き続き『Feels』という傑作を献上してメディアからの評価を磐石なものにし、クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーの登場により「北米インディ」シーンが徐々に活気付いてゆく。DFAから発生したディスコ・パンクという潮流はヴィタリックブロック・パーティーのデビューにより、さらに巨大で多岐に渡るものになっていった。イギリスでは、そんな流行りのサウンドに乗っかり、マイク・スキナーの話術にヒントを得た切り口で労働者階級の誇りや怒りをアジテートする2000年代のワーキング・クラス・ヒーロー、ハード・ファイが登場する。海綿体がドクドクと脈打つように猥雑な「Hard To Beat」が世界中の夜とダンスフロアーを燃え上がらせた。今聴いてもアガる。



DFAの首謀者ジェームス・マーフィーのソロプロジェクトLCDサウンドシステムが待望のデビューアルバムをリリースした年として2005年を記憶してる人もいるだろう。それまでCDカットしなかった大ヒット曲「Losing My Edge」を初めとした傑作シングル群を、バージョン違いも含めて全て収録したボーナスディスク付きの2枚組としてリリースした元インディーキッズの男気に世界中の現役インディーキッズは熱狂。しかし「ダフト・パンクが俺ん家でプレイしてる‼︎」なんてキュート過ぎる歌詞が書けるこの三十路過ぎの男の真の恐ろしさは、自分自身が立役者となったダンス・パンクというスタイルを次回作ではあっさりと捨ててしまいながら、2000年代屈指の傑作を作り上げるというその厭らしいまでの嗅覚と才能だ。


スヌーザーが選んだ2005年度ベストアルバム10

10.Rei Harakami『Lust』

Lust

Lust

Youtube


9.Vitalic『Ok Cowboy』

OK Cowboy

OK Cowboy

  • Vitalic
  • エレクトロニック
  • ¥1050


8.Babyshambles『Down In Albion』


7.Lcd SoundsystemLcd Soundsystem

LCD Soundsystem

LCD Soundsystem

  • LCDサウンドシステム
  • ポップ
  • ¥1900


6.M.I.A『Arular』

Arular

Arular

  • mia
  • エレクトロニック
  • ¥1500


5.Bright Eyes『I'm Wide Awake It's Morning』


4.Nine Black Alps『Everything Is』


3.Junior Senior『Hey Hey My My Yo Yo』


2.Sufjan Stevens『Illinois』

Illinoise

Illinoise

Youtube


1.Hard-fi『Stars Of CCTV

Stars of CCTV

Stars of CCTV


スヌーザーが選んだ2005年度ベストシングル10

Apple Music Playlist

1.Hard-FiHard To Beat

2.Arctic Monkeys「I Bet You Look Good On The Dancefloor」

3.Bright Eyes「First Day Of The My Life」

4.Vitalic「My Friend Dario」

5.Babyshambles「Fuck Forever」

6.M.I.A.「Bucky Done Gun」

7.Gorillaz「Feel Good Inc」

8.The Ordinarys Boys「Boys Will Be Boys」

9.Mylo Vs Miami Sound Machine「Doctor Pressure」

10.Franz Ferdinand「Do You Want To」