The Brazil Connection/音街巡旅
このアルバムめちゃくちゃ面白い&いいです。
Studio Rio Presents:Brazil Connection 2014
ありがちなソウルの名曲のブラジリアンカバー集かと思いきや、なんと原曲のボーカルをそのまま流用し、マルコス・ヴァーリーをはじめとしたブラジルの凄腕ミュージシャンがサンバ/ボサノヴァ調のトラックを重ねる、という著作権的にギリギリなとんでもアイディアが結実した名コンピとなっています。
スライのファミリー・アフェア、アレサ・フランクリンのウォーク・オン・バイ、サラ・ヴォーンのサマータイムなどなど、他にも元ネタはびっくりするぐらい大ネタばかり。W杯イヤーだからこそリリースできた(?)これからの夏に向けてマストな作品です。マジ凄いから。
M3のマーヴィンのセクシャル・ヒーリング。耽美的でアーバンな原曲を、セクシーさはそのままに昼間のビーチで情熱的に愛し合うラテンカップルのようなオープンマインドなアレンジに脱帽。流石リオのカーニバルの国だね。
探したらPVもありました。そのまんまで笑った。他にもYouTubeの公式チャンネルに音源があるので要チェックです。どれもGOOD VIBRATION!
このアルバムとちょっと似たアイディアの作品が先日リリースされたこれ。
音街巡旅/空気公団 2014
2013年の「夜はそのまなざしの先に流れる」ツアーのライブ音源に、スタジオでの演奏を切り貼りしてミックスしたという不思議な作品。なるほど、耳をすませば確かにボーカルとそれぞれの楽器の奥行きが微妙に異なっている。単にライブの記録としての作品ではなく、ツアーを通じて培ったもののアウトプットとしての側面もあるのだろう。メンバーが楽しそうにやっているのが目に浮かんでくる。元々が名曲ばかりなので、当然素晴らしい。コード譜もセットされているので僕らも併せて演奏すれば楽しい、かもしれません。