いまここでどこでもない

I can't give you all that you need ,but I'll give you all I can feel.

お知らせ、6月のベストミュージック

暑い。外は35度の真夏日で蝉がうるさい。夏ですね、夏なんだな。夏といえばマーシーこと真島昌利の季節ですね。例えばブルーハーツの「1000のバイオリン」とか「ハンマー」とかいつ聴いても最高ですよね。もちろんソロ一作目の『夏のぬけがら』は永遠のサマークラシックですが、やっぱりマーシーの夏の曲といったら入道雲のような分厚いギターが気持ちいいこの曲でしょう!

さて、僕も参加してる音楽だいすきクラブの素晴らしい渋谷系特集はご覧になられたでしょうか?2014年の今から渋谷系を振り返る、というブログならではのフットワークの軽さを活かしたこの特集に僕も寄稿させてもらいました。

渋谷系特集#8「ゴーイング・ゼロから1への飛躍、またはその掌返しについて」

手前味噌ながら、なかなか面白い記事になっていると思うので是非読んでみてください。個人的にいちばん気にいっている部分は最後の「このアルバムはJack Tarr〜」の部分なんですが、気が向いたら埋め込んだリンクを踏んでみてください。

しかし僕の記事なんかよりもっと読むべきはこのディスクガイドのポスト!僕も何枚かレビューを書きました。

渋谷系特集 #6「渋谷系とそれ以降の楽しいディスクガイド 1990-1998」

渋谷系特集 #7「渋谷系とそれ以降の楽しいディスクガイド 1998-2013」

サイトを作る技術はなくても、ブログでこんな素晴らしいディスクガイドを作れるという事にとても勇気付けられました。僕、ディスクガイドって大好きなんですよね。10年前のスヌーザーのガイドとかいっつもどこにも持ち歩いてボロボロにしちゃうぐらい、大好きだったんです。だから自分でもやってみたい!と思ってたんですが、やっぱりブログでは難しいかなー、と思ってた矢先にこの記事ですよ。そりゃ興奮しますって。

だからここで改めて告知します。今月中にこのブログでもディスクガイドを作ります。ただ音楽だいすきクラブのようにあるシーンを網羅したり、素晴らしきスヌーザーのディスクガイドのように今のシーンのルーツを紐解くでもなく、個人ブログの極致のような極めて偏ったディスクガイドを。題して「あなたの夏を永遠にする200の音楽」。現在何人かで作業を続けていますが、基本的にはセレクトもレビューも僕だけで行いました。幾つかのセクションに分ける形になると思いますが、完成したら是非使ってみてくださいね。


では、最後に6月のベストミュージックを順不同で。やはり夏っぽい作品が多いですね。あ、吉田ヨウヘイgroupとHow To Dress Wellはまだ未聴です。お願い、早く届いて!

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サイダーの庭/スカート

サイダーの庭

サイダーの庭

甘いけど甘すぎない澤部渡の声と鉄壁のバンドアンサンブルが組み合わさり、洗練と野蛮さが共存した最新型シティポップが完成した。もしかしたら次の世代の山下達郎は彼なのかもしれない、そんな予感すらさせる。


かけがえのない/西森千明

かけがえのない

かけがえのない

廃校でレコーディングし、オン・マイクを使用しなかった。その事実から彼女がこのアルバムに録音したかったのはうたやピアノの音色でなく、その場所のかけがえのない「アンビエンス」だったと窺える。その試みは功を奏し、アンビエンスは木製のジャケットに封じ込められた。


幕の内ISM/パスピエ

幕の内ISM (通常盤)

幕の内ISM (通常盤)

現行のJPOPの集大成。好き嫌いはともかく、その楽曲のクオリティの高さとイヤホンとの親和性の高さにただ圧倒された。こりゃ売れるし、ブレイクするわ。


REMIXES/GREEEN LINEZ

Remixes

Remixes

単なるリミックスワーク集なのに、どうしてこんなに素晴らしいのでしょう。Especiaの「海辺のサティ」のリミックスも収録されている。初回限定で特典に付いてくるミックスCDも最高すぎるのでなるべく早めに手に入れてください。


International/Lust for Youth

International

International

「Epoetin Alfa」の蜃気楼のようなシンセサウンドから漂う苛立ちと煌めき。青春ってこういうことだよね。ずっとイライラしてたいし、キラキラしてたい。歳なんか取りたくない。


Nausea/Craft Spells

ノージア (NAUSEA)(日本先行発売/直輸入盤帯ライナー付国内仕様)

ノージア (NAUSEA)(日本先行発売/直輸入盤帯ライナー付国内仕様)

渋谷系特集の流れで現行のネオアコシーンを追っていく中で辿り着いたのがアメリカのこのバンド。何よりそのソングライティング技術の高さに舌を巻いた。「komorebi」は今年屈指の名曲。


I Shall Die Here/The Body

I Shall Die Here

I Shall Die Here

エレクトロを取り込んだ最新型メタルバンドが鳴らす太陽の光とは無縁の暗黒の世界。親が心配するような頭と耳によくない音楽。SilencerみたいなB級ホラーバンド(大好き)とは全然違うモノホンの狂気。


American Interior/Gruff Rhys

American Interior

American Interior

まさかここにきてグリフ・リスからこんな傑作が届けられるとは思わなかった。イギリスのミュージシャンがアメリカのルーツミュージックを辿る、というコンセプトにU2の『魂の叫び』を思い出したが、流石?はグリフ、ボノみたいな重厚さは無い。アットホームなのに根無し草というウェールズ出身の彼ならではの感覚が、ここでは更に研ぎ澄まされている。


Fake Homiez Beat Tape/OMSB

ヤバい。カニエばりの分裂症的かつポップなビート。ゲラゲラ笑いながら人をぶん殴るような、そんな倒錯。激ヤバなミックステープ。特に後半、爆音で聴いて宇宙の果てまでぶっ飛ぼう。

(ここからフリーダウンロードできます)


French Exit/TV GIRL

デカダンでポップで。最新でノスタルジックで。可愛くて毒々しくて。お騒がせバンドの初のフルアルバム。待った甲斐があった、完璧。


リリースは去年ですがチルするためによく聴いたこのアルバムも。

Spirited Summer/Shortcake College Tape 2013

終わったはずの夏休みを無理やり引き延ばすテン年代の『ヘッド博士の世界塔』か?妄想とサンプリングに溢れたFor Tracy Hydeのギタリストによる怪作。