お知らせ、7月のベストミュージック(前編)
こんにちは。すっかり夏ですね。先月のこの記事も似たような出だしだった気もしますが、ずっと夏なんだから仕方ない。だってほら、ヒロトもハイロウズの時に歌ってたじゃん、「6月と9月にはさまれたのが夏じゃない」「すべての季節が過ぎ去っても/僕は夏のまま」って!そう、心の持ちようで人はずっと夏でいられる。永遠の夏はあなたのすぐそこにある───
しかし、現実問題として夏は永遠には続きません。夏はなんだかんだあと一ヶ月ちょっとしかありません。先月偉そうにぶち上げたディスクガイド「あなたの夏を永遠にする200の音楽」企画ですが、何もかも順調に進んでいないので、まだまだ時間がかかりそうです。すみません。そもそも(ほぼ)ひとりでディスクガイド作ること自体が無謀だったのかもしれませんが、手をつけてしまった以上最後までやり遂げようかと思います。沖縄は常夏なので10月頃にポストしてもいいのですが、なるべくなら沢山の人に使って頂きたいので今夏中に完成させるように頑張りたいと思います!
7月も音楽だいすきクラブさんにて、記事を書かせて頂きました。
特にくるりの記事は割と反響が大きく、くるりリスナーのくるり愛の深さを改めて実感した次第です。でも『ワルツを踊れ』が最高傑作なのは譲れない。あのアルバムは「ロックとクラシックの融合」とか「ストリングスを導入したバンドサウンド」なんかじゃ決してない。白人音楽と黒人音楽がまぐわってロックンロールという全く新しい音楽が生まれ落ちたように、あのアルバムでは世界中の音楽が恋に落ち、愛を重ね、子供を産み落としている。混ざり合うことによってポップミュージックが延命してきたとするなら、その最も理想的な愛の形が『ワルツを踊れ』というアルバムにはレコーディングされていると思います、それも淫靡でセクシーな程に。
つい先日ニューアルバム『THE PIER』の情報も解禁されましたね。
どんどんジャケットがメジャーな感じになってきて、一抹の寂しさを感じさせますが「ロックンロール・ハネムーン」や「最後のメリークリスマス」といった大好きなシングル曲も無事に収録されているので楽しみにせずにはいられません。空港でも駅でも港でもなく、PIER=桟橋というのがまたいいですね。孤立と連帯、ドメスティックとインターナショナルが共にあるものの象徴としての「桟橋」なのでしょうか。『図鑑』以来の海ジャケットというのもそそられます。9/17発売予定。絶対買う。
ついでにというわけではありませんが、最後に改めて「俺が選ぶくるりのアルバムベスト10」と「俺が選ぶくるりのソングベスト10」を。ソングはたくさん忘れてる曲ありそうだなー。次点の曲は思い入れが強すぎて冷静に順位が付けれなかったから。本当は1位。しかし改めてその驚くほどの名曲の多さよ。やっぱりすごいぞ、くるり。
My 10 Favorite Quruli Albums
10.さよならストレンジャー
9.坩堝の電圧
8.NIKKI
7.魂のゆくえ
6.言葉にならない、笑顔をみせてくれよ
5.TEAM ROCK
4.WORLD IS MINE
3.図鑑
2.アンテナ
1.ワルツを踊れ