いまここでどこでもない

I can't give you all that you need ,but I'll give you all I can feel.

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

お知らせ、6月のベストミュージック

暑い。外は35度の真夏日で蝉がうるさい。夏ですね、夏なんだな。夏といえばマーシーこと真島昌利の季節ですね。例えばブルーハーツの「1000のバイオリン」とか「ハンマー」とかいつ聴いても最高ですよね。もちろんソロ一作目の『夏のぬけがら』は永遠のサマ…

夏の魔物

いま僕がいる沖縄では昨日から梅雨明けし、本格的な夏がやってきました。夏といえば、という作品は無数にありますがその中でも特に思い入れがあるのがこのレコード。正確にはレコードよりも、おまけの方。初期のスピッツのアナログ盤にはオリジナル・コミッ…

SLAVVE

ブルックリンを拠点に活躍するSLAVVEというバンドが気になる。SLAVVEは二人組体制のバンドで、メンバーはボーカルのChuka ChukumaとドラムのMarcos Marchesani。ドラムの人は元Surfer Bloodの二代目ドラマーだそう。ハードコアとポストパンクのいいとこ取り…

A Sunny Day in Glasgow 『Sea in Absent』

シューゲイザーの聖地フィラデルフィアで曇り空が似合う耽美的なフィードバックノイズを鳴らしていた、双子姉妹(脱退?)+お兄ちゃん+その友達からなるA Sunny Day in Glasgow。そんな海へ行くつもりじゃなかった彼らが、なぜかオーストラリアはシドニーに…

We can't be forever young, but gonna live forever.

後藤正文 a.k.a Gotchの『Can't be forever young』 を聴き逃してはいないかい?Can't be forever young/Gotch 2014このアルバムは「2014年屈指の大名盤!」なんて大仰な煽りよりも、もっとカジュアルで気楽にシェアされていってほしい。友達と「そういえば…

The Brazil Connection/音街巡旅

このアルバムめちゃくちゃ面白い&いいです。Studio Rio Presents:Brazil Connection 2014ありがちなソウルの名曲のブラジリアンカバー集かと思いきや、なんと原曲のボーカルをそのまま流用し、マルコス・ヴァーリーをはじめとしたブラジルの凄腕ミュージシャ…

My 10 Favorite FISHMANS Songs

前回のビートルズに引き続き、「俺の10曲」フィッシュマンズ編です。発表の前にダラダラと自分語りをしているので雑に読み飛ばしてくださって結構です。だって仕方がない、フィッシュマンズについて語るということは、僕にとってある時期の自分を語るにたや…

My 10 Favorite Beatles Songs

僕の好きなビートルズソング10曲。もっと悩むかと思ったけど意外とスッと選べた。ちなみにアルバムはホワイトアルバム最高派。サージェント・ペパーズと2ndも好きだな。でもいちばん聞いてるのはきっとリボルバーか3枚目。あ、でもマジカルとレットイットビ…

Lust for Youth

AMPのこの記事を読んでからというもの、早く6月10日がこないかと首を長くして待っていた甲斐がありました。スウェーデン出身のLust for Youth、彼らの4枚目のフルアルバム『International』が最高なんです。前作までのダークでゴシックな作風からThe Horrors…

ナマで踊ろう

らしくないな。それが坂本慎太郎の『ナマで踊ろう』を聴き終えての感想だった。僕はゆらゆら帝国の熱心なファンであったとは言えないけれど、彼らの音楽は常に「ここではないどこか」に連れてゆく、アナーキーでロマンチックな音楽だったと記憶している。社…

TV Girl

アメリカはサンディエゴを拠点に活動する男女2人組ローファイ・ポップ・グループであるTV Girl。彼らの詳細なディスコグラフィーや経歴は素晴らしくまとまったこのブログ記事などを参考にしてほしい。なかなか癖のある一筋縄ではいかないバンドだとわかるは…

We Are Golden/MIKA

例えばThe Whoの「Baba O'Riley」や中村一義の「ここにいる」といったある種の曲にだけ宿る圧倒的な自己肯定。それは誰かに許されるとか慰めの感覚ではなく、ジョン・ケージが無音室で自分の心臓の脈拍音に気付かされた瞬間のような、とても唯我独尊で実存主…